2017年03月13日

日本語ラップのプチ流行と今後のマネタイズを模索してみる

TVで、「フリースタイルダンジョン」という番組が始まって1年半ほどは経っていて、これを契機に日本語ラップ、ラップ(フリースタイル)バトルのブームが起きはじめてからしばらく経ちます。いつまで続くかなーと思っていますが、結構長いこと続いています。文化として根付くでしょうか?
特にラップバトルに関しては、即興の言葉のシャワーがすごく気持ちよいです。良かったらTVででも一度見てみてください(深夜にやっている局も多いでしょうが)。

日本語ラップは、普通の音楽番組を見ていても、出てくることはほとんどなく、一部のお笑い番組とかでゲストで呼ばれたり、CMに使われたりしている程度なので、知らない人は結構まだいるのかなと思いますが、TVでの露出や見えない音楽界への貢献はかなり増えていると思います。


少なくともライムスターやキングギドラというラップ界では著名なアーティストを知らない一般の人にとっては、これ以前にラップが流行ったなーと思ったのは、せいぜい、1999年頃、DRAGON ASHのGRATEFUL DAYSや嵐のA・RA・SHI、KICK THE CAN CREWやそのメンバーのKREVAが取りざたされたときくらいではないでしょうか。17年も前になります。

その頃には、すでに、B−BOY PARKなどの大きなラップの大会ははじまっていて、形を変えながらも、延々と続けられています。単純に攻撃しあうだけでなく、社会風刺や恋愛など内容も多角化し、韻やフロウなどの技術も格段にアップしています。

ラップバトルでは、オーディエンスの声援や、押印の踏み具合、曲にあっているかどうか、言葉に説得力があるかどうか、相手が言ったことにきちんと答えているかどうか等を吟味し、数人の判定員やオーディエンスの声援で総合的に勝敗を判断します。

自分の腕を磨き、これに勝っていくことで、ラップ界での名声を上げて、レーベルに所属したり、CDを買ってもらったりして、売れるチャンスをつかんだりします。


ラップバトル、フリースタイルダンジョンが今流行っている理由として、
私が思うところ、

1、LIVE感覚が受けている気がします。

音楽業界は不況といいますが、近年、ライブの売り上げは上がっています。売り上げが落ちているのはCDなどです。
ラップバトルは、何を言うか事前に決めているわけではありませんし、基本的にはその場でしか聞けません。また、行ったことがある方ならわかりますが、会場の盛り上がり、雰囲気も独特です。好きな人はわりとはまります。


2 目新しい「バトル」のひとつであることも理由の一つかと思います。
ラップは聞いたことはあっても、格闘技などのバトルはみたことがあっても、音楽のバトルはあまり見たことがなく、面白いと思っている人が多いような気がします。
ある意味ラップバトルは、現代の俳句や短歌、和歌などの詠みあいみたいなものだと思っています。

小式部内侍が、意地悪な奴に、歌が上手いお母さん(和泉式部)からの手紙がないと、歌会で歌よめなくて困るだろーほんとは歌なんて読めないんだろーと言われたときに、意地悪を言ったやつの袖をぎゅっとつかんで、「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立」、と即興で歌うようなものです。古文でやったやつです。

もちろん、音楽性もありますが、通常の音楽に比べると、メッセージ性が強く、何を言ったかに焦点が当たることが多いです。


3、TVでやっているフリースタイルダンジョンは、勝敗が簡潔につくことも流行っている要因だと思います。
実際のラップバトルの大会に行くと、延長が非常に多いです。これは、観客がラップバトル好きな人が多く、明確な決着がつくまで僅差であれば延長する、それまでラップを楽しむという文化があるからだと思います。これに対し、フリースタイルダンジョンは、観客の声援にポイントはなく、判定員も5人、判定しないということもできないため、必ず決着がつきます。実際のラップバトルの大会よりもわかりやすく、簡潔にしており、この設定が、TVのユーザーにも受けたのだと思います。この点、オーガナイザーのZEEBRAの設定が大変うまいと思います。


このように、いくつかの要因などで、少しヒットしている日本語ラップですが、深刻な問題をかかえています。お金を稼げている人が相当少ないのです。

一部の人は、バトルで有名になり、音楽を作り、音楽を買ってもらうことや音楽会社に所属して生計を成り立たせていますが、サラリーマンやバイトをやったりして、なんとか生計をたてている人が多いです。

音楽が売れなくて困ること自体をラップにしている人も多いくらい苦しいようです。
しかも、所属会社から給料の支払いがないなどのトラブルも一部では起こっています。
今後ブームが続くかどうかは、業界の内側から崩壊する可能性もあり、若干過渡期かな、とも思っています。
(UMBとKING OF KINGSという大きな大会のすみわけができたことでとりあえずの一山は超えたかもしれませんが)

そうした中で、文化として根ざすためには、少しでもマネタイズのチャネルを増やしていくことが必要かと思います。一部のアーティストは、ライブ、CD以外にも、ラップ教室の運営、CMやTV番組、ラジオ、漫画への出演などをしています。しかし、まだまだ少ないようです。そもそも音楽の域をなかなか出られていない気がします。

音楽業界全体がマネタイズに苦労する中、同じことをしていれば、その一部門である、ラップが苦労するのは必然です。

ラップは、言葉を使うので、比較的他の分野とコラボしやすいと思います。
すでに、「R−指定(アーティスト名)」はABEMA TVのCMで、オリジナルなラップを歌っています。言葉がうまいので、ひな壇とかを狙ってみてもよいのかもしれません。

曲としては、「サイプレス上野とロベルト吉野」が、新日本プロレスに曲の提供をしました。ブシロードが買収して以降、他ジャンルとのコラボレーションによりマネタイズを加速している最近の新日本プロレスとのコラボレーションが、良い影響を与えていればよいな、と思います。

しばらくは、他ジャンルに進出し、マネタイズできそうなチャネルを探り続ける努力を地道に続けるしかないような気がします。

ジャンルは違いますが、他ジャンルの進出によるマネタイズの例として、参考になりそうなのは、新日本プロレスだと思っています。
新日本プロレスは、カードゲーム会社のブシロードが買収して以降、積極的に他ジャンルとの交流をはかり、経営を改善しています。
例えば、カードゲーム、ゲーム、ラップ、ドラえもん、スイーツ、写真集、などなど昔のプロレスのイメージでは考えつかなかったジャンルとまでコラボし、ファン層の多様化を狙っています。

ラップも、ラップでニュースやったり、ラップバトルで政治討論会やったり、子供とラップやったり、動物の立場でラップしてみたり、さらなる多様化の中で、面白いと思うユーザーが増え、ラップがもっと身近なものに浸透するようにしていけば日本語ラップが文化として根付くかもしれません。
どうしても敷居が高いですよね。ラップバトルやるのは難しいですし。まだまだ、ラップが定着するかどうかの試みは、始まったばかりな気がします。

最後に、興味が出た方のために、いくつか動画のリンクを貼っておきます☆

フリースタイルダンジョンの最近の一つの回です。
9分からはじまる、熱いライムのNAIKAMCと、韻を踏むことがうまいFORKの試合がとても良く、かなりハイレベルな試合の一つです。



人間対パソコンという設定で、ラップバトルが繰り広げられます。
人間 vs PC RapBattle【DOTAMA vs dynabook】



日本一のラッパーのR-指定が口説きラップをしています。こういうのも最近増えています。



呂布カルマVS鎮座ドープネス 熱い言葉と独特のスタイルで勝負する人同士の対戦です。


as oneの宣伝動画 2対2や、3対3で戦うバトルも増えています。
途中の、DOTAMA、ACE対サイプレス上野、ダースレイダーが面白く仕上がっています。



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2017年03月06日

犯罪者を生まない社会づくりが必要 一人一回犯罪を犯す日本

ニュースでよく何か犯罪を犯して逮捕されている人がいますが、残念ながら、ごくまれに、どこかで会ったことがある人がいたりします。
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調べてみると、1年間に、日本で取り締まられる刑法犯は160万人、自動車運転によるものを除くと100万人程度もいることがわかりました。
日本の人口が1億2000万人台ですから、1年で、100人に1人くらいは捕まっている計算です。
これは、人が仮に100歳くらいまで生きるとすれば、なんと、平均一人一回程度犯罪で捕まっている計算になります。これはかなり衝撃的です。

その中には、殺人などの重罪から窃盗などの比較的軽い犯罪もあるでしょう。一人で何回も犯罪をしている人もかなりいるでしょう。何かしていても、発覚していない場合もあるでしょう。実際はしていない場合もあるでしょう。色々ありえます。それにしても膨大な数字です。


ある程度、年を取ったからかもしれませんが、昔にお世話になっていた人が、自動車事故に巻き込まれたり、犯罪を犯してしまって捕まったり、そういうことも聞くようになりました。

加害者の中には、必ずしも、いかにも犯罪をしそう、という人ばかりではなく、攻撃的な人ばかりでもなく、大変優しいであろうな、良い人だと思っていた人も相当の割合で含まれています。色々なストレスなどにやられてしまったのでしょうか?比較的ストレスが多い環境に置かれている人が犯罪をしてしまう傾向が高いような気がしています。


犯罪を犯してしまった人が、その後、どういう人生を送っているか、ということまで詳細な情報をたくさん持っているわけではないのですが、そのまま、というわけにはいかないでしょう。


犯罪の厳罰化が叫ばれていますが、平均で一人一回捕まっているとすると、よほど気を付けていないと、私も読んでいるあなたも犯罪者になる可能性があるかもしれません。(特に自動車事故は怖いですね)
たいてい、自分は犯罪者になんてなるはずがないという前提のもと、犯罪の厳罰化を求めているケースが多いと思います。その前提は必ずしも正しいとも言い切れません。

その時に、社会復帰できる体制を整えておかないと、今度は、犯罪に手を染めるしか、生きていく手段がなくなる可能性もあり、負のループが続くことになります。犯罪者の再犯率が高いことは社会的にも問題になっています。

ある程度、社会の側も失敗を許容するようにもっとなってもよいような気がします。特に、殺人などの重罪ではないものについて、です。

芸能界や政治家なんかは非常に甘く、人気があれば、何かしてもすぐ復帰することもあり、復帰しやすすぎてそれはそれで問題があると思いますが、普通の会社員とかだと、何かあれば、すぐに転落するリスクが十分あると思います。

元犯罪者を受け入れるような会社もありますが、数は相当少ないです。

社会全体でもっと向き合わなければならないような問題であるような気がしています。

犯罪を犯した人を取りしまるだけでなく、防犯のみならず、犯罪に走るその背景となったもの(例えば、ストレスたっぷりの環境など)があるのであれば、それも含めて見直し、改善していくような、そもそも犯罪者を生み出す背景を少なくする、犯罪者を生み出さないような環境整備が必要だと思います。


一部では行われているのかもしれませんが、残念ながら私はまだあまり知りません。

なお、日本の犯罪率は、これでも、世界の中では大変低いとされております。


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2017年03月03日

刻み海苔から考える、風評被害とは何か?

給食の刻みのりで1000人規模のノロウイルスが発生したそうです。

大変ですね。ここの会社は、他のところでも、ノロウイルスを引き起こした疑いがあるそうです。
当サイトで前に取り上げた磯和えにもここの刻みのりが使われているようです。
この会社かなり怪しくなってきましたね(刻む部分は他の会社に委託しているようで、どうやらそこの会社が怪しそうですが、管理責任もありますからね。。。)。
磯和えの記事はこちらにも書きましたが、原因は海産物ではなく、海苔だったとは(まだ確定ではないが)。。。
少量でもあなどれません。この海苔は現在自主回収中、一般販売はないとのことです。家庭の海苔はひとまず安心ですね。

ノリは加工過程で加熱するため、作業工程でウイルス拡散したおそれがあるとのこと。
確かに85度以上1分以上加熱でウイルス感染の確率は低くなるようですね。ただ、確率が低くなるだけで、これも確実とは言えませんが。詳細までちゃんと調べてほしいですね。



これについて、風評被害で売り上げに懸念が、、と言われていますが、他の会社の製品のノリが売れなければ風評被害かもしれませんが、この会社の製品が売れないのは風評被害ではありませんね。前科があるので、嫌な人が避けているだけです。

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こんな感じで、ニュースとかで、風評被害が心配です。とか、最近、多用されまくっています。
が、使っているうちの半分くらいは、風評被害ではないのではないかな、と思います。

風評被害とは、本来の使い方としては、「正確に事実や情報を伝えていない噂などにより、被害をこうむること」かと思います。
正確に、といっても100%正確にというのはなかなか難しく、人により捉え方も違います。
だからといって、売れなければすぐに風評被害にするのはおかしいと思います。


また、線引きも難しいと思います。
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例えば、原発により、放射能が飛散し、それが農作物につき、その農作物が売れなくなった場合、
それが売れない場合は放射能の実害かと思います。もしくは、放射能濃度が十分に低い場合は、放射能の情報提供不足かと思います。

しかし、放射能のデータを計測し、問題がない数字であることを示し、消費者の信頼を得る努力を十分にした上でも普段通りに売れない場合は、風評被害かと思います。


まぁ、どれもこれもざっくり風評被害ということにして、あたかも、風評被害で勝手な決めつけをして、その製品を選ばない我々が悪いかのような印象を出し、実際に害のある製品をも購買対象にしようという人たちが結構いるような気がします。
たとえ害があっても今までの商品が売れなければ困りますからね。。。
まぁ、そもそも、どんなふうに扱っても全く害がない商品なんてないと個人的にはないと思っていますが、それはさておき。


ここからは、個人的な意見でしかないかもしれませんが、
「風評被害」という言葉自体があやしい言葉に聞こえています。

風評被害というと、実際は何もないと思わせがちですが、
私が風評被害と聞くと、それってほんとに風評? 逆に怪しい、と思ってしまいます。
あまりにも言葉が間違われて使っており、いちいち吟味しないといけないような気がしています。

まぁ、多くの人がそう考えるようになると、風評被害に変わる言葉が出てきて、また
同じようなことが起こるのかもしれませんが、、、まぁ、この辺りはいたちごっこですね。

言葉をちゃんと使うのは難しいものです。意図的に使われている場合にそれを見抜くのも難しいですね。


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2017年03月02日

豊洲移転問題から見る小池都知事の悪政

築地から豊洲への移転の問題についてかなり小池都知事がいけていないと思っています。

いや、もっと正確に言うと、彼女の主要政策、立ち振る舞い方のほとんどが全然ダメだと思っていますが、豊洲の問題はあまりにもひどいです。

小池都知事の豊洲の問題だけで何記事も書けてしまうのですが、今回は、この問題を通じて、彼女が都知事として何がダメで、どうあるべきだったかを中心に書こうと思います。

実は数か月前から書こうと思っていたのですが、万が一にも関係者に迷惑がかかるといけないと思い、意図的にそっとしておいたのですが、なんと東京都自身が築地汚染の懸念(もともと有害物質を使うクリーニング工場でした)を発表したので、もうぶち壊しです。書いてしまいます。まぁ、ネットでは書いている人もいますしね。

(注:写真は全て築地市場内のものです)
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まず、なぜ築地は移転しなければならないのでしょうか?

別に築地のままでいいじゃないですか。別になにもこまってな、、、 → 困ってるんです。だから移転しないとダメなんです。


1 築地市場の衛生状態

実は、築地は衛生状態がものすごく悪いと思われます。

今報道でとりざたされているのは、経緯としての地下の話ですが、その前に地上の状態がそもそもだめです。

夜になるとコンクリートの上をねずみが遊んでいるそうです。
朝にはその上を大きなまぐろがほぼひきずる状態で通ったりならびます。

築地のコンクリートの上の衛生状態の調査とかしましたかね?
なんなら調査しにいきましょうか?

さらに、車の排気ガスがそのへんをうようよしています。
なんかついてませんかね?

出荷する前にまぐろ丸洗いしてますかね?してないでしょうね。

というか、市場を出てからその後も含めて、例えば寿司や刺身として食べるまで、魚どっかで洗ってますかね?
魚って洗うとうまみがおちるとかいってあまり洗っていない気がしますが、、、
切った中の方ならともかく、外側はあやしい。。。と思うわけです。

豊洲の衛生状態、小池都知事の関係者の処罰などについても大いに疑義がありますが、長くて専門的な話になるので、そのうち別記事にします。

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2 築地は、老朽化しています。中枢部の鉄骨が落ちるなど事故も多発しています(年間100件)。これをなんとかしないといけません。大幅な改修が必要です。また、物流量が昔よりも大幅に増加し、狭くなっています。
75年前に鉄道で魚を運ぶための設計の建物で、車での物流をしているので、物流も非効率だそうです。
詳しいサイトを発見したので、紹介します。詳しくはこちらへどうぞ。築地関係者も、建物などが限界だと思っている人は多いです。

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3 なぜ移転でなければならないか?
大幅改修でもいいと思いますが、その間は、魚を取らないでください、魚を食べないでください、とはいきません。
部分改修をし続けることでもなんとかなるかもしれません。しかし、どうやら中枢部が壊れかけている以上、大部分は他の市場に一時的にでも移転せざるをえないと思います。

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4 どこへ移転すればよかったか

@ では一時的にどこへいけばよいでしょうか?魚を扱えるそんな大きな市場がどこにあるのでしょうか?
やはり、魚である以上、海際だと便利でしょう。魚を船で移動できることは鮮度に影響します。野菜の市場とは最適な場所が違うでしょう。横浜や千葉まで運ぶのでしょうか?そもそもキャパも謎ですが、顧客も毎日朝に横浜や千葉まで買いに行くのでしょうか?そんなに遠くというわけにはいかなかったでしょう。
一時的にでも受け入れ移転は難しかったと思います。


A では、恒久的に移転するとすると、どこが良いのでしょうか?
顧客に移転負担をさせたくないという話と、海の近くという話と、広い土地であるという3つは最低でも満たさなければならないでしょうが、果たしてそんな場所が東京ど真ん中に数多くあるでしょうか?
そもそもそんなにありませんね。その中で、たまたま東京ガスが豊洲に土地を持っており、それに目を付けたのだと思います。
こういう場合、お願いされている側の方、広い土地を持っている方が圧倒的に優位です。代替性がありませんから。
もちろん評価額はあったでしょうが、別にきちんと価格が決まっているわけでもないので、ある程度高い値段にもなったでしょう。

その際に、裏取引もあったかもしれません。それはそれで悪いことなので、わかった時点で取り締まればよいと思います。小池都知事がおおっぴらにやっていいのはここだけだと思います。

その際、化学物質などで汚染された土地かどうか、ということですが、当然汚れていたと双方認識していたでしょう。それよりもむしろ、それをきれいにできるかどうかがポイントです。いったん汚れたら相当長い間きれいにできないということは元素の半減期の長いウラン等ではあるでしょうが、それ以外はある程度頑張ればできる可能性はあると思います。
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5 東京都と東京ガス、築地の人々との長い交渉の末、行われる移転

東京ガスも築地を売るのはいやでしたり、築地の人々も移転賛成の人ばかりではありません。
長い交渉を通して、彼らに対してある程度合意を得て、まさに移転が実現しようとしていました。
移転をすればすべてが良くなるわけではありませんし、移転反対派からは、建物について、一部不備に対して苦情も上がっています。しかし、少なくともトラックの活用を前提とした市場であり、そこそこ大きな地震が来ても安全です。また、少なくとも地上の衛生状態も現在よりは良くなります。


6 ここに小池都知事登場
ちょっと待った、豊洲はきれいなの?と来ました。
しかも、地下の状態はどうなの?と来ました。
問題や何十年という経緯の全体からすると、めちゃくちゃスミをつついています。
これをつつくことで、盛り土の問題につながるわけです。(盛り土の問題については長くなるのでまた書きますが、盛り土はないほうが良かった可能性があります。が、処罰された人がいて、当初通りすることが絶対に正しいことになっているのが恐ろしい。)
そもそも、豊洲も築地と一緒で、「コンクリートやアスファルトで覆われているので問題ない」と思うんですけどね。hahaha.

仮に、職員の規律を正すという意味ではよかったと考えることにしましょう。


しかし、もっとも肝心な市場老朽化の問題はどうなったのでしょうか。
移転先の豊洲開始を止め、豊洲の評判を落としまくったので、イメージも悪くなり、安心できる市場ではなくなりました。移転もかなり難しくなりました。

築地の老朽化に対しても、迅速に手を打っていません。残すなら残すで一刻も早く大規模改修をはじめないと。
仮移転するなら仮移転で移転先を探さないと。

いまのまま大規模地震がきたら、築地市場は崩壊し、魚の物流は止まるかもしれません。
そもそも衛生状態もどうかと思います。早い改善がのぞまれます。

豊洲が悪いと叩くのは結構ですが、それには前提があって、それに対して、どういう解決策を持ち、落としどころを作っていくかを十分に考えることが必須です。

野党であれば、叩くだけでも良い場合もあるかもしれませんが、仮にも都知事であり、全ての責任者です。
仮に、地震があり、築地で死人が出れば彼女の責任です。今、そこまできれいでない魚が食卓にとどいているとしても彼女の責任です。

多くの物事は比較の中にあります。
BESTがいいですが、BETTERでしかないときもあります。そのBETTERを自分で壊しまくり、築地のあやうさまでマスコミに突っ込まれるまでほうっておき、代替案を出せないようでは都知事どころか小さな会社でも相当ダメ上司です。


7 ではどうすればよかったか。

私なら、仮に豊洲の汚染について、気づいたとすれば、徹底調査をします。
そして、それがどの程度問題になりそうかをすぐに判断します。
これはマスコミには別にいいません。食品は信頼性がとても大事だからです。
問題がなかったとしても、風評被害がおきるかもしれません。これはとても困ります。

豊洲の汚染があるかも、という仮に話をしたとすると、その時点で、「移転はしませんよ」、という意味であり、すなわち、代替案にもメドがたっている、ことを意味します。そこまで根回しは済んでいないと、気軽に発言できません。都知事ですから。そうでなくても政治家の一言は非常に大きな影響力を持ちます。

今回の場合、豊洲に問題あり、としていて、かつ、築地にも問題あり、という発表を都としてしています。
代替案はみえてきません。これは、小池都知事が都職員とうまくいっておらず、反旗を翻されているか、小池都知事自身がかじ取りをできていないかのどちらかだと思いますが、都の重要な報道発表について、都知事に通っていないことはありえないので、小池都知事が意図的に出している情報でしょう。それにしては、豊洲への道筋がまったく見えてきません。よって後者だと思います。


代替案がなければ、当然困ります。魚の物流が止まり、東京が食料攻めにあうことは、東京都民の生命に関わりますから、それだけは避けねばなりません。地震などで、機能が止まることも避けねばなりません。そう考えれば、建物の改修や移転は当然だと思います。

その上で、汚染が疑われれば、全力で阻止します。これは当たり前のことであり、マスコミにアピールするネタではありません。

また、過去の不公正取引とかがあれば、処罰します。これは、存分にやればよいと思います。ただし、石原氏や他の人が何かしていたとしても、謝罪すべき人の中には現在の都知事も含まれています。これは、現職である以上当たり前です。どの政策をみていても、小池氏にはこの考え方がみられません。引き継いだ仕事で、前任が無能でも、今は自分の仕事であり、今は自分が問題ないようにやるべきことです。誰が悪かったのかを夜探しするのはどちらかというとマスコミや野党の仕事であり、都知事の仕事ではないと思います。だいたい問題点を解決しなければならないのは自分なので、自分が苦しみます。

小池都知事は、環境大臣だったことから、環境の視点でものを見ているのかもしれませんが、物事は全体をバランスよくみなければなりません。この力に欠けています。おかしなところがあれば、それを叩きまくり、マスコミにアピールし、それをみんなが支持しています。政治家ではなく、「せいじや」状態です。

でも、都知事の仕事は、悪を叩くことではなくて、都民の生活を守るために、良くするために何ができるか、だと思います。
小池都知事は、国政を狙っているのかどうか知りませんが、人気取りをして、既存の在り方を壊すだけ壊して放置しています。これは大変良くないことです。都知事の立場でこれをやるのは、今回っている事柄を止めて、邪魔をしているだけです。やる気のある無能な将軍状態で、もっとも害のある上司の代表例です。

小池都知事には、今一度、何が自分の仕事なのか、を考え、着実におこなってほしいですし、小池都知事の政策をみて支持している、という人は、他の政策も含めて本当に良い政策かどうかきちんと考えてほしいと思います。


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2017年03月01日

森友学園問題 国有財産の文書管理のあり方に問題あり

大阪市の学校法人「森友学園」が、大阪府豊中市の国有地を小学校用地として、鑑定額よりも大幅に安く取得したとして問題になっています。

なんだか怪しい話なので、どんどん追及をしてくれたらいいと思っているのですが、おかしなポイントに気が付きました。それは、国有財産の管理の在り方です。今回はこれについてフォーカスしていきたいと思います。

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この問題では、2015年秋あたりに行われたと思われる会議録などが、2016年6月の売買契約締結に基づき、廃棄されているとのことです。そして、財務省の文書管理規則上、交渉記録は1年の保存義務しかないので、問題ない、ということです。

財務省は、色々な部局があり、膨大な資料が作成されます。主計局、主税局、最近は国際局などが人気と言われる中、国有財産の管理を扱う理財局は花形とはいいづらく、普段存在感は薄いです。よって、財務省の基準は理財局を中心には回っていないと容易に推測されます。しかし、膨大な資産の管理を任されているわけであり、国の資産全体を考えると、相当重要なポジションです。

そもそも国の予算を決めたり、税金を考えたりする際の交渉記録について、1年で足りるとも思いませんが、一般的な交渉記録についてだけいえば、他省庁と比べて、必ずしも少ないとは言えないでしょう。ここでは一般的な交渉記録については、議論をしないことにいたします。しかし、少なくとも理財局の部分について、国の財産の処分と考えると、他の部門や省庁の話だけ比較してよい話とは思えません。


例えば、我々が電子で確定申告などする際、会社で帳簿を作成する際などの書類の保存期限は7年です。その間は、財務省の外局である国税庁に何か聞かれれば、答えなければなりません。そのために書類を保存しておきます。

会社でも個人でも、特に、お金の流れについては、ある程度の資料はとっておくものであり、たとえ書類の保存期限を過ぎても、大切なものは残しておくものです。それは国も一緒のはずです。
しかし、それが、期限を過ぎて何も残っていない、というのは何やら意図的なものを感じます。急いで捨てている可能性があります。何歩か譲っても、そう想定されてしまう状況があります。

例えば、国有財産や予算の1000万円とかある金額以上の案件については、交渉記録などの資料なども含めてもっととっておくべきではないでしょうか。今回のように、行政で何か問題があれば国会で追及するのでしょうが、あまりにも文書を捨てることが早すぎると、事実が何もわからなくなってしまい、行政のやりたい放題になってしまいます。

この件に限らず、近年、行政文書の廃棄が早い気がします。文書を残しておけば残しておくほど場所も必要で、行政コストが増大することもよくないと思うのですが、規模の大きい国有財産などの案件などに関しては、もう少し文書管理の最低期限をもっと長くし、後から見直すことができるようにすべきではないでしょうか。そもそも、本来は、文書管理の期限ではなく、モラルの問題なんですけどね。。。モラルハザードが起きないようにする、という意味でも期限延長は有効です。

国ではないですが、東京都の豊洲買収の話もグレーですよね。あれくらい前の話になれば、いいかどうかはともかく、資料がないと言われても理解ができるのですが、今回の話は不明瞭で終わらせるには最近すぎる話だと思います。


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