2017年02月13日

魚沼産米に中国米混入〜過剰なブランド志向と希薄な産地表記と管理

JAグループ京都の米卸「京山(きょうざん)」が販売する複数のコメに産地偽装の疑いがあり、
魚沼産などに他府県産や中国産が混入していたそうです。

個人的には、別にびっくりすることではないかなと。コメでこの手の話は、そこまでコメに詳しくはない私でもニュースじゃなくてもだいぶ前に人づてにも聞いたことがあります。
そもそも、魚沼ってそんな広い地域じゃないので、そんなにたくさん供給するのは無理だと。
TCIMG_1634_TP_V.jpg
魚沼産コシヒカリは68000トン、全国のコメの収穫量の0.76%程度しかないそうです。

しかし、魚沼産コシヒカリが欲しい人は割合として、おそらくもっとたくさんいるわけです。そんで高く売れるわけです。
一部は海外にも売っていて、今後輸出は増えるでしょうから、今後はなおさら希少になります。
今でも希少なので、偽装とかやってしまうわけです(偽装をかばっているわけではないです。もちろん悪いことです。が、その背景から考えたい。)。中国産を入れたのは最近からかもしれませんが、他府県産は、発覚していなかったのも含めて、今までもちょこちょこあるかもしれません。

一般に、特Aクラスのコメが一番おいしいとされていますが、北海道や西日本など他の産地のコメも特A5クラスのものが増えています。コメはふるさと納税とかでももらえますし、1kgや2kgなど少量から買えるものも増えています。色々食べてみる方がよいと思います。魚沼産以外にもおいしいお米たくさんありますし、逆に、魚沼産でもおいしい地域とそこまでではない地域があるようです。ブランド名に踊らされすぎな気がします。

極端なブランド志向が需要と供給のアンバランスを産み、不正が発生しているわけです。
全体としてコメの消費量は減っているんですけどね。


ほんとうにそこまでのこだわり必要ですか?

スポンサードリンク





それ以前に、日本はそもそも、食品に関する産地の概念が薄く、また、商品管理が甘いと思っています。

アメリカで育てた子牛を輸入して日本でたった三か月以上育てたら国産牛になります(日本で生まれて日本で育てたものは和牛)。

10年程前まで、岡山(実は全国の黒豆生産8割が岡山)で作った黒豆を兵庫・丹波で袋詰めして丹波の黒豆として売っていました。10年近く前に法律が変わったため、今は岡山県産 丹波黒大豆として売っているようです。。。まぁ、違法ではないでしょうがどこの製品だよって感じです。


ヨーロッパでは、原産地表示に対してはかなり厳しく、シャンパーニュ地方で作ったワインしか、シャンパンと呼べませんし、ドイツでは、麦芽100%でないとビールと呼べません。

これと比べると、日本の基準ははっきり言ってそもそも不明確であることが多いです。

ところが、明確にすると売れなくなる商品もあることから、無理に世界基準とあわせたり、厳しくしたりしていないと思われます。(例えば、ヨーロッパとあわせて、麦芽100%じゃないものをビールと呼べなくなったら、日本で作っている麦芽100%じゃないビールは名前を変えねばならず、その結果、売り上げが落ちても困りますよね。)。

しかし、世界各国から食料が入ってきたり、輸出していき、いろんな商品の選択肢が増えていく中では、もっときちんと原産地や、製造工程などを見える化していかないと差別化できず、日本の農産物を海外の農産物よりも高く売り続けることは難しいかもしれません。

例えば、管理番号を一つ一つつけるような上海ガニのような高級商品にはなりにくいことが考えられます。日本製のワインは、ヨーロッパでは、原産地がはっきりしていないということも理由となり、あまり売れていないようです。

大手スーパーや市場の一部などでは、トレーサビリティがきちんとしており、どこで作った、どこで精米した、などの情報を付加して売る試みも多くなされています。作った人の顔が見えるわけです。

こうしたトレーサビリティがきちっとしていないと、豚がちょっとでも入ると食べられないイスラムの人向け食品やベジタリアンなどの要望は満たせませんし、一般の人でも、全く関係ないものが混じっているといやなことも多いでしょう。




こうした状況や農業の国際競争力強化も踏まえ、2017年から農水省と消費者庁が考えて、今年から新制度を導入、
(コメじゃないけど)一部の加工食品については、表記を細かく書かなければならなくなるそうです。

製品:ハム
原料:豚肉(米国産)みたいに。


ところが、例外規定を使えば、こんな書き方も許されるそうです。

1 製品:ハム
原料:豚肉(原産地 国産または輸入)

2 製品:ハム
原料:豚肉(加工地 日本)   (*原産地は書いていません)

ここまでくると、もう遊んでいるとしか思えませんw
原産地をあやしくすることを国として認める制度になっています。。。
農業分野ではよくある、議論を進めていく過程で、困る人たちが政治家とか権力者に頼んでねじ曲がっていく好例ですね。

そろそろ、産地はわかりやすく、管理はきっちりできませんかね。

スポンサードリンク





グルメな人が、産地にこだわるならこだわっても全然いいと思うのですが、それならば中国産を見抜くくらいの舌をもつべきで、逆に中国産が見抜けないなら、そんなにこだわらなくていいんじゃないかと思うわけです。

つまり、ニュースで大々的に中国産が入っている、ひどいよっていうからわかっただけであって、
知らずに、気づかずに食べてた人たくさんいるでしょうよ。
中国産が5割近くも入ってたら見た目でも気づきそうなものですw

味がしない変な成分が入ってて怒る場合とは違って、味は我々の舌でもチェックできます。
ブランドだからいい、と鵜呑みにしないで、自分でほんとうにおいしいかどうかチェックしてみてはいかがでしょうか。

昔、タイ米が売れなくて、日本米とセット販売されてた時代がありましたね。今、タイ米避ける人どのくらいいるんでしょうね?(^^)冷凍食品なんかにはいっぱい入っているはずですが。


↓クリックいただけますと、励みになります。どうぞよろしくお願いします(^^)
このエントリーをはてなブックマークに追加
にほんブログ村 ニュースブログ ニュース批評へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

スポンサードリンク




スポンサードリンク




posted by newser at 13:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月30日

ジーンズメイト買収 rizapの狙いとは?

ライザップがジーンズメイトを買収するメリットは結構あります。
ライザップは多くのスポーツ事業に参入しているが、それらはトレーニングウェアを必要とするものだからです。

BO151030385007-thumb-autox1600-20550.jpg
痩せやすい服や、動きやすい服、丈夫な服、軽い服などを、ライザップ入会時にすすめたり、
一般の人にもそれを売るなど、服を使ってできることは多いです。
制服のように、基準の服を作ることも考えられる。トレーニングをする時に服にこだわってない人は多いはずです。

一方、ジーンズメイト側は、安い服で頑張っていたものの、近年は業績も沈み、若社長もパッとせず、
建て直し策を全く打ち出せず、じり貧の状態が続いていました。
はっきりいって、買収されたのは正解だと思います。

販売、制作チャネルがあるわりには、株価も低迷しており、他のブランドと違い、
色があまりついていないため、新しい色で染めやすいことも買収する側にはよいポイントだと思います。

服は何をする時にも使うものなので、他の業種とコラボしやすいです。
ブランド、イメージ戦略を考える企業がアパレルを買収するケース
が他にも出るかもしれないです。

しかし、通常はアパレル側のほうがイメージ戦略が、うまいため、
企業はアパレル側のイメージに引っ張られると思います。
今回それと違うのは、ライザップのイメージのほうが、ジーンズメイト
のイメージより、強く、ライザップの服ブランド、というイメージ
になるだろう、ということです。主に芸能人CM効果ですね。
ジーンズメイト側には念願のブランドの色づけができ、復活のチャンスがきました。

この買収はかなりwin-winにみえます。
今後の動向も楽しみです。

スポンサードリンク





スポンサードリンク



posted by newser at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。