2017年04月25日

宅配便の便乗値上げに怒り。移動宅配を検討すべき。

以前、最近の宅配便の非効率性、物流改革について書きました。


物流改革を考える。ネット宅配激増に対して打てる手立ては?

が、ついに、「値上げ」という形で、責任を消費者に転嫁してきたので、
それはひどい、もっとこうしたほうがいい、という話をあらためて書きます。


1 物流量が多くなったので、料金を上げるというフシギ

宅配便が多くなり、量がさばききれなくなったので、宅配便の料金を上げる。といっているようですが、
経済学的にみると、理由と対応策があっておらず、まったく意味がわかりません。しかも、法人はいまのところ据え置きで個人を先にあげました。弱い者いじめもいいところです。

普通の業者であれば、
サービスが売れる→もうかる→業務が増えてくれば雇用を増やす→事業拡大
とかなるはずです。

サービスが売れる→料金も上げる というのであれば、宅配便業者が潤いまくるだけです。
消費者にとっていいことは一つもありません。
事実、宅配業界の業績は右肩上がりです。見える、見えない内部留保がたくさんあるはずです。

実際に料金を上げなければならない、上げる理由はそこではなくて、
@不払い残業が常態化しているのに、賃金を払っていなかったので、未払い賃金の補償にあてるお金が必要。
A法人に対して強いことを言えないので、弱い個人の料金をあげる(どちらかというと法人の料金を安くしすぎていることが不採算なのですが、それを個人の料金から回収しようとしています。これはサービス提供をする企業としてはありうる行動ですが、宅配便を使う個人としては怒るべきところです。ただでさえ個人料金は高めなのに、差を広げようとしているからです。個人向けと法人向けの収支を別途で公開すべき、と言いたいところです。たぶん個人はかなり黒字)
B寡占競争になっており、一社料金を上げれば他も上げるため、大して困らない
C海外投資で失敗したり。

ということです。
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本当は、違法な労働環境を長く続けていたことについて、社会に対して謝罪しなければならないところ、なぜか、宅配便の受け取りの話にすりかえ、再配達を減らすように消費者を責め、なおかつ、料金まで上げています。サイズなどにより、20%程度も上げるようです。運送料金は法人も値上げするようなので、単純に、宅配便の値段だけでなく、ネット通販、普通の店での買い物など多くの小売りなどに影響します。

先に、違法行動に対して謝罪し、幹部社員の給料削減などに努めるべきです。大手幹部は相当もらっているようです。配達をする人はそう給料がよくはないようですのでそちらに回すべきです。

こんな、暴論がまかりとおるのは、マスコミのせいだと思います。よほど宅配業者と蜜月なのでしょう。
もっと常識的に報道してほしいと思います。視聴者も騙されてはいけない、怒らないといけないと思います。


2 システムの見直し、配達に関する常識の整理 → 移動している顧客への配送を考える 

宅配業者とマスゴミさんの話ばかりしていても仕方がないので改善策を書きます。

いろいろ調べると、会社にもよりますが、様々な問題が起こっています。


@システムの見直し

私が考える、これくらいやってもよいかな、と思う配送システムとしては、

1 秘密の荷物でない限り、出した瞬間に、受取人にメール通知が届く
2 ある程度配送の準備ができた段階で、到着予定、在宅確認などの伺いをする(メール)
3 当日不在の場合には、再配達の依頼をする、とりにくるかどうかなどの話をする

つまり、受け取る前の事前通告を徹底するということです。

宅配業者にとって、
・事業所に長期間宅配便を保管しておくことは、冷蔵庫や事業所の面積の問題があるので難しい
・何度も再配達することは不採算である
のはよくわかりますので、なるべく一回で届けることが大事です。一回、せいぜい二回で受け取れる、時間で送る場合は料金を安くするなど、あらかじめ送る側と受け取る側の合意形成ができているかどうか、合意形成を促す仕組みがあってもよいと思います。きちんと受け取るためには、出す側もある程度時期を考える必要があるということです。(受け取る人が長期不在の時にいきなり送ってもそもそもダメでしょう)

宅配業者は、受け取る側にモラルを求めますが、受け取る側も客です。今の宅配業者をみていると、送る側の都合には比較的丁寧に対応してますが、受け取る側の都合には粗末な扱いをするケースが時折みられます。

その他、

・時間指定ができるかどうかで料金が同じというのも、よく考えれば合理的ではないかもしれません(時間指定ができる会社は時間指定しなくても安くはなりませんよね、という意味)。

・荷物の保管場所についても、受け取るところの近くの事業所においておくのか、受取人がいない場合には、他のところにおいておくのか(一時保管所など、いってみればサーバーのアカマイみたいな仕組みとか)、船や鉄道で、移動しながら保管機能を保持するのか、いろいろ手段はあるはずですが、一つ一つ議論が練れている感じがしません。

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A配達に関する常識の整理〜移動宅配を考える 

まず、配達人の問題がいろいろあるようです。
荷物を紛失したり、届けてないのに届けたといってみたり、不在配達をいろんなところに入れてみたり、事前に来ることを電話でいってみたり、そうでなかったり、荷物を勝手にいろんなところにおいてみたり。配達人によるところも大きい会社もあるようです。

そして、受け取る側にもいろいろあります。居留守、時間指定しておきながらいないなど。今回はここだけが拡大して報道されています。

その他、配達の常識を疑ってみます。

スピードとして、受け取るのにハンコはいるのか?サインでよいのでは?というのも手間の削減やなりすましの帽子などの観点としてあると思います。シャチハタ押すのと苗字書く時間ってそこまで違うとは思えませんが、シャチハタ以外だと結構時間かかる気がします。

宅配便の伝票はいまだに複写で手書きですが、はじめからデータで管理したほうが内部の手間が省けると思います。たぶん、複写にしているうちは、OCRで後からスキャンして、文字をテキスト化して届け先ルートとかも瞬時にわかり、トラックの荷台の枠がカウントされている、なんてことはないと思います。。。

(少しずれますが)書留は必ず本人がサインして受け取らなければなりませんか?事前了解済や受取人にとって大したことがないものであれば、ネットでサインしたら、郵便ポストに入れておいてもらうとかできませんか。差出人が大事だと思っても、受取人からみると、そんなの別にポストに入れておいてくれればよいよ、というものに対して、家にいなければならないものもたまにあります。この差出人と受取人の気持ちの違いを埋める仕組みはいつまでも解決できないのでしょうか?これは前述の、送る側重視、受け取る側非重視の議論にもつながります。

そして、
配達物の重さや大きさは受け取る前に事前に伝えていただけないのでしょうか?
重かったり、大きくなければ、駅でもコンビニでもとれますが、極端に重ければ無理です。自動車で取りに行かなければならないかもしれません。
そもそも、駅やコンビニだけでなく、自動販売機みたいなポストがあってもよいかもしれません。コンビニなどが近くにないところには有効かもしれません。そういう調査をしている形跡は調べても今のところ見当たりません。
これは、自宅まで届けることを前提とした宅配である現在では、考えられないと思います。
顧客まで届ける(自宅または近くまで、場合により職場とかも)ことを前提とすれば、こうした発想になると思います。

インターネットや電話が家族みんなで使う固定通信から一人一人のスマホの移動通信に変わりつつあるように、物流ネットワークも家に届けるだけ、から、移動している人の近くのポイントに届ける、「移動宅配」ができるように、考え方を変えたほうがよいと思います。家にずっといてくれる人はもはやあまりいないのですから。夜間配達を控えれば、その傾向は強まります。また、必ず自宅へ届けなければならない、という考え方でなくなれば、再配達はなくなります。

もっと進めば、○○公園まで持ってきて、とか、いま渋滞中だけど、GPSの位置でいえばここに持ってきて、
というような、完全な移動宅配ができるようになるかもしれません。まあ、そういうサービスは高くはなるでしょう。しかし、考えてみれば、花見会場ににピザもってきて、とピザ屋に頼む人もいるでしょう。あれの延長と考えれば、そんなに先進的なことでもないように思います。



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posted by newser at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする