2017年03月23日

大地に立ち続けているガンダムから今後のキャラクターコンテンツ戦略をみる(前編)

日本人男性でガンダムを知らない人がどれだけいるでしょうか。
いや、日本人女性や外国人も含めてかなりの人がガンダムを知っていると思います。

たまたまガンダムの神写真が撮れたので、今回は最近のガンダムの話をした上で、今後の日本のキャラクターコンテンツ戦略の話をしようと思います。
IMG_20170314_114424-1560x2080.jpg
(あまりにもラストシューティングすぎる写真ですが、当然、意図的にやっているのでしょうw ガンダム展示終了による解体の際の映像ですが、ここで工事をいったん止めており、ファンを楽しませてくれます。)
(ラストシューティングはこちら)
ガンダム市場が成長し続けている、と聞いて、反応は、えっ?何それ、昔あったよね、という人と、当たり前のことを何をいまさら、という人に、あからさまに二極化するような気がします。
つまり、買わない人はぜんぜん知らないけれども、買う人は結構買っている、と思います。


まずは、ここ最近の売り上げをみてみましょう。
バンダイナムコホールディングス キャラクター別売上高 ガンダム

2011年度447億円、2012年度652億円、2013年度802億円、2014年度767億円、2015年度786億円

2011年頃から近年特に伸びて高止まりしていますね。集計方法は変わったりしていますが、2010年度より前は、550億円程度が最高です。

他キャラクターとの比較(いずれもバンダイナムコ)
2015年度 ドラゴンボール 349億円、妖怪ウオッチ329億円(2014年度は552億円)、スーパー戦隊232億円、アンパンマン81億円などとなっています。

バンダイナムコ内で、最近10年なかったという爆発的な人気が出た妖怪ウォッチを、ガンダムが安定して上回っています。 

この強さはどこからくるのでしょうか。

これらの売上を投資家用資料からセグメント別でみると、妖怪ウォッチの売上がほぼすべてがトイ・ホビー(いわゆるおもちゃ)であるのに対し、ガンダムはトイ・ホビーが3分の1程度しかないことが大きな特徴で、残りは、パチンコやスマホゲーム、コレクター用の限定商品など、主に大人向けのラインアップで稼いでいるようです。

そういえば、昔に比べてガンダムのプラモデルも単価がだいぶ上がっていて、いまや何千円、何万円もするものも少なくありません。
それらが限られた場所(ネットや実店舗)でしか売られない限定商品を主として、いまだに月1以上のペースで新商品がでているわけで、それを、コレクターがだいたい残さず定価で買っていくわけです(限定だから値引きで買えないという。即完売のものもしばしばあります)。昔はプラモデル一個数百円から売っていましたが。。。この分野の有識者によれば、最近のものは緻密さなどグレードが上がっているものが多く、そのため高いとのことです。まぁ、多少の物価上昇をかんがみても、明らかに利益は上がっていますよねw

最近儲かるといわれるスマホゲームやパチンコでも、ガンダムだけで何種類も出ていて、淘汰が激しいこれら業界の中でも、凝った演出などで、わりとロングランで頑張っているようです。個人的感触では、スマホゲームもパチンコも、ゲーム自体、パチンコ自体のゲーム性は比較的似ているものが多く、その中で、キャラクターコンテンツ勝負になっているものが多い感じがします(もちろん、ゲームやパチンコのゲーム性自体を楽しめるものもありますが)。

ガンダムフロント、巨大ガンダム像(上記写真参照)などといった目立つ露出の影響もあると思います。イトーヨーカドーのおもちゃ売り場にもさりげにガンダムの像がおいてあったりと、結構細かいアピールもしています。ガンダム世代が大人になり、子供に買っているというのもあるのかもしれません。少なくとも影響はしている気がします(家に飾ってあったりとかw)。

このように、ガンダムは、今TVでやっている最新作がどうであれ(最新作の鉄血のオルフェンズは、展開がかなり斬新で、バシバシ味方も死んでいく設定がネット上でガノタ(ガンダムオタク)たちに話題ですが、それはそれでチャレンジしてるな、と個人的には思います)、動じないレベルのコアユーザーたちでしっかりと支えられ、昭和の時代にはじめて大地にたったときよりも、かなりしっかりと大地に立ち続けているわけです(まぁ、ファーストガンダムは、途中打ち切りだったり、版権が変わったりスタートは散々だったわけですが)。

一点、海外展開については、近年横ばいになっていることだけが気がかりです。


さて、近年のガンダムのすごさはわかったところですが、ここで本題です。
今後、日本のキャラクター業界は、ガンダムのような強力なコンテンツを今後も育てていけるのでしょうか?キャラクターコンテンツを展開していくには、どういった戦略が必要なのでしょうか。長期的に売れる要素、ユーザー層の広さなどについて主に考察しつつ、今後の方向性を模索します。

長くなったので後編に続きます。

(蛇足)いわゆるスーパー戦隊ものの、最新作キューレンジャーでは5人戦隊が9人になったり、ラブライブではアニメを飛び出して現実でのライブパフォーマンスに軸をおいたり、仮面ライダーは医者が主人公でアメコミ風(主題歌は本格派の三浦大知)など、ガンダム以外にも、バンダイナムコは良くも悪くも最近かなり挑戦的になっており、大変興味深く思っています。よかったら、久しぶりにおもちゃでもチェックしてみたら面白いかもしれません(^^)
HG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver. GFT REVIVE EDITION ガンダムフロント東京限定

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posted by newser at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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