2017年02月22日

ホテル不足解消へ!ホテル予約料金を上げつつ、予定通り休める社会を目指すべき

福岡で、コンサートなどもあり、ホテル不足のため、受験生が困っている旨の報道が最近なされていました。

その解消に向けて色々な人が動いていましたが、報道が収束してきました。
どうやら、民泊などで、泊まりたいところに泊まれるかどうかは別として、どうしても泊まるところがない、という事態は避けられているようですね。とりあえず、一安心といったところでしょうか。

62061608u.jpgこれに限らず、最近、訪日外国人の増加などで、各都市で、ホテル不足になっている、とよくニュースなどできくことがあります。

しかし、これについて、よく考えたらなんとなく、少し違和感を感じています。足りないのはわかりますが、ほんとうにそこまで足りないのでしょうか。

事実として、10年前に比べて、現在の方がホテルの予約は多く入っており、時期や場所によっては、多くのホテルが数か月前には満室、ということもあります。
しかし、当日夜には、ぽつぽつ空いていることもあります。これはなぜでしょうか。


この一因として、旅行代理店を通して、旅行に行く際、3週間前までであれば、キャンセル料が無料であることがあげられます。
宿泊だけであれば、一週間とか、もっと近い日程まで、キャンセル料が無料であることも多いですよね。

我々はそれをありがたがって、なんとなく、一応予約したりするのですが、、、
これは、少しでも多く客をとるためにホテル側が競争してきた結果であり、良い慣習だったと思います。
しかし、ホテルの空室率が下がってきた現状においてもこれを続けるべきでしょうか?

最近は、一部の都市のホテルに対して、外国の代理店が、大量に予約を入れることがあります。
きちんと泊まってくれればよいのだが、多めに見込んで後からキャンセルする時もあり、それが問題になっています。
例えば、代理店が3週間前にキャンセルをする場合、ホテル側は、3週間前から、あらためて1からその空き室を埋める努力が必要となります。キャンセルの規模によっては、これはホテル側にとって、かなりきついと思います。
結果、空室が発生してしまうこともあります。

そもそも、予約、キャンセルなどにあたり、ホテル側は対応するために、作業、コストが発生しています。
しかしながら、キャンセル料が無料の期間にキャンセルされる場合、ホテル側は客から1円も取れません。

これは、経済的にはおかしな話です。
ホテル側は、たとえ500円でも、早期予約であっても、最低限の手数料をとるべきであると考えています。
しかも、きちんと徴収できるように先払いにすべきだと考えています。


これを行えば、どういう変化があるでしょうか。

1 見込み客で大量に予約をする悪質な業者、人々が減ります。予約という約束をしたら、きちんと泊まるのがふつうです。行くかもしれないから、と、無料で予約をとりあえずして、平気でキャンセルをする悪質な業者が取りざたされることがありますが、そうした業者は減るでしょう。

2 1により、予約の総数が減るので、ホテルの需要と供給の差が減少するとともに、当日空いてしまうリスクが減ります。普通に泊まることができやすくなります。現在、ホテルの需要が多いといわれていますが、それは悪質なものを含む数であり、ある程度、需要が減ることで、本来のホテル需要をみつつ、必要であれば、適切な戸数に近いホテルをホテル業者が設置できます。

例えば、2020年東京オリンピックでは、ホテル需要が足りないとして、ホテルをたくさん設置したとしても、東京オリンピック以降に東京に訪日外国人が多くなるかどうかはわからないですし、政治的、経済的問題などで、急に減るかもしれません。ホテルは建てるのにも時間がかかるし、償却にも時間がかかります。しかし、海外からの客が減るのは一瞬です。予約数にまどわされることなく、実際の宿泊数を明確に把握し、できるだけ既存のホテルなどを有効活用できるようにするべきだと思います。

3 通常、予約という作業に手数料が発生することで、予約作業に対して少しの報酬がホテル側や代理店に支払われます。予約し、キャンセルになれば、そのコストは、ホテル側や代理店が負担していますし、我々はそれが当たり前だと思ってきました。しかし、代理店やホテルといった業種の賃金は低いところも多いですし、予約が増える一方、キャンセルも増えてきており、業務自体が増えています。これらに対し、対策をとらなければならない時期にきているような気がします。また、予約キャンセルで発生した手数料分、実際に泊まる人の宿泊料金を下げる、ということも可能です。

もちろん、空室率が高くなることにより、ホテルが客室単価を値下げせざるをえない可能性もあります。
しかし、全体の需要が上がっている昨今、そうした影響は低いように見えます。

一社だけでホテルの予約制度を考えているわけではないため、この問題は、業界全体で考えていかなくてはいけない問題だと思います。





いったんここまで考えて、さらに思うことがあります。
そもそも、なぜキャンセルするのか、ということです。
外国人のみならず、日本人もかなりの数のキャンセルをしているはずです。

日本人がキャンセルする理由としては、そもそも、早くから、旅程の確定がしにくい、ということがあると思います。
それは、なぜでしょうか?様々な事情があると思いますが、その多くは、仕事の都合、ではないでしょうか。
仕事を優先にして、観光などの予定はなかなか決められず、そもそも休みがとれるかどうか、ということに思案する場合が多いのではないでしょうか。


いま、その考え方、風土を変えていかなければならない時期にすでに来ていると考えています。

飛行機は早割を使えば、相当安く旅行に行ける。ホテルや新幹線も、ある程度安くなります。
これらは、働く目的、の一部です。

例えば、海外に一週間行くことが目的であった場合、
普通に行くと30万円、早割で行くと10万円だったとすると、
今までは、仕事を優先にしてきた人の場合、ギリギリまで予定が立たず、30万円を払って、
海外に行っていました。

しかし、企業側が、その時期にきちんと休暇をみとめれば、社員は、安く旅行に行くことができます。これは、社員は20万円を節約できたわけで、それは社員にとっては大変効用が高く、会社から20万円をもらったことと近い効用があるでしょう。

本当に仕事があるから、どうしようもない場合もあると思いますが、
旅行でなくて、もしその休みがインフルエンザであればどうでしょうか。他の社員にうつるリスクをおかしても、無理やりはってでもこさせたでしょうか?

はってこさせる場合もあると思います。その人でないと、代替不可能な場合もあると思います。それはそれである程度は仕方がない場合もあると思います。しかし、そこまでではないけれども、他の人に仕事をしてもらう努力をすることをそこまでせずに、いざというときに代替できる体制もとらず、そのまま無理やりその人がやっていることがあまりに多いような気がします。


まとめると、現状としては、以下のようになっているのではないでしょうか。

自由に旅行ができず、直前までキャンセルができないと長期旅行ができない真面目な日本の社員のために、旅行会社がキャンセルを直前まで許可していた。その結果、大量に予約し、キャンセルに対して抵抗がない人々が優先的に宿泊し、忙しい人は宿泊できない。その一方、キャンセルも大量に発生しており、ホテルなども直前に空室を埋めるのが大変(前もって予約はたくさん入っていたのに。。。)。


これを以下のようにすればよいのではないかと思います。

ホテル側がキャンセル料を少しでもとることにより、大量予約、キャンセルをなるべく防止し、予約の履行確率をあげる。それとともに、一般の会社が、よほどのことがない限り、有給休暇など休みがしっかり予定通りとれるような体制の構築をして、それが魅力の一つである(当たり前といえば当たり前ですが)ことを社内外に当然のこととしてアピールし、離職率低下、採用活動などにつなげる。

これをホテル業界と会社の、主に経営者層が理解すれば、ある程度実施できることのような気がします。


別に、病気や介護で休まなければならない場合には、会社にもよりますが、ある程度理解は得られるものの、旅行などで休む場合については、相当、必要以上に個人として配慮しないと休めない雰囲気、風土が日本にはあると思います。が、同じ休みであり、社員が心身のバランスを保つために、必要なことです。レジャー業界がレジャーの価値を上げるための努力をし(たとえばレジャーをよくとっている社員、会社は業績がよいなどのデータがあるのかどうか等研究)、それに応じて、会社もレジャーを重視するような風土の形成が必要なのではないかと考えています。

海外の人とやり取りをしていると、担当者1か月休みにはいりまーす!とか平気で言われるのですが、なぜこちらばかりそれを踏まえて調整せねばならないのでしょうか?
日本人もそろそろ、それやりましょうよ、やれるような社会に少しでも近づけましょうよ(^_-)-☆



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posted by newser at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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