2017年02月11日

トランプ・安倍首脳会談後の記者会見のポイント

2017年2月11日のトランプ・安倍首脳会談後の記者会見のポイントを記載します。
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○枠組み
・麻生、ペンス副大統領級で日米で、分野横断的な対話を行うことで合意
・通貨は通貨当局同士で話し合う枠組み(閣僚級)を作ることで合意
・経済・貿易・投資の枠組みも作る

○経済、投資
・自動車などで多くの日本企業が現地生産し、雇用を生み出している(安倍)(トランプから日本の自動車輸出に関する批判はなし)
・高速鉄道(新幹線、リニア)など大規模なインフラ投資を行えば、ニューヨークとどっかを一時間で結べる(首脳級で具体的に言及しているので、かなり実現性が高いです。)
・こうした技術力で米国に雇用の貢献をしているし、一層深化する(安倍)
・アメリカ企業に戻って来いといっており、それに基づき、インテル、フォードなど色々な発表をしている。ミシガン、ペンシルバニアなどに工場やプラントが戻ってきて、雇用が戻ってくる。これらは税制政策のおかげ。今後も多くの発表があるだろう(トランプ)
・(税制政策など)ビジネスにインセンティブを与えることをもとにした政策を行う。
オバマケアは悲惨だったが、医療機器の価格を下げるなど新たなヘルスケア政策を導入。国民は満足するはず(トランプ)

○国際
・日本とアメリカの同盟は重要(特に安保の観点で)。
・アジア太平洋地域で日米投資拡大、国有企業の不当な経済介入はダメ(暗に中国のこと)
公正なマーケットを日米で作ることを確認
・自由でフェアなルール作りを作り、それを日米でリードしていく
・アジア太平洋の礎は日米同盟が基礎であり、さらに強化
・習主席と電話会談したが、中国ともうまくやっていけると思う。(この直後に)公平な競争と公正な為替が必要。不当な通貨切り下げはダメ。(暗に中国は入っていると思うが、日本は不明)


○安全保障
・アメリカは国を守るため入国管理を徹底(日本は内政問題であるためコメントせず)
・尖閣諸島が安保第5条、防衛対象であることを確認
・在日米軍の受け入れに感謝。米軍負担軽減のために、辺野古への移設推進
・北朝鮮の核ミサイル、拉致について対処で一致
・航行の自由、東・南シナ海などもいかなる現状変更にも反対、をあらためて確認
・テロとの戦い強化
・世界には、地域紛争、難民、貧困、感染症などの大きな問題があるが、対話が重要。
 対話が閉ざされることを恐れる。意見の違いはウェルカム。(安倍)

(その他)
・アメリカはかつてないほど偉大な国になる。アメリカがもっと偉大な国になることは、日本にとっても世界にとっても有益。
・安倍との友情に感謝、非常に気があう。トランプタワーでハグまでしたのは、そういう気持ちになったからだ。もし、今後、気があわなくなったら言うが、ないと思う。長期的に、互いが利する関係を構築(トランプ)

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(評)
非常に有意義な会見だと思います。
アメリカに日本がついていくことが明確にされています。
日本が、新幹線、リニア建設による米国雇用創出というおみやげを用意し、さらに、日米で対話を作り、各国をリードしていく(日米EPAまたは、アメリカ&日本中心のTPPを作り直すのかもしれません)という内容です。
アメリカがやりたいことを日本が協力する代わりに、いい意味で日本は子分第一号としての役目を確保し、日本の主張もビシっと通っています。

拉致問題について、米国側と合意した旨は、あまり記憶にありません。安倍首相は米国を背景にして、すすめ
たいと思っていることは間違いないと思います。

*韓国拉致被害者団体が、12年前に中国雲南省にいたアメリカ人が北朝鮮に拉致されたアメリカ人がいることを発表し、それに伴い、米国国務省が正式に調査を開始したことなどがきっかけで、アメリカでも拉致被害者に対する関心が高まっていることなどをうまいこと日本が利用したのでしょうか?詳細よくわからずですが。


入国管理にせよ、自由な市場にせよ、中国の為替切り下げすぎにせよ、トランプ大統領と日本の立ち位置は、
実は近いところも多く、そこをうまくまとめて発表。
残りは、副大統領級の会談を作り、トップダウンでガシガシやる、経済や為替も含まれる、ということで今後も関係強化する、ということになっており、非常にうまいことやっているという印象です。

ただし、まだ安倍首相はゴルフをしておらず、その間などで、色々入れ込まれる可能性もあり、
それらも含めて宿題がたくさん降ってくるでしょうから、その中に変なものが混じっていると急に厳しくなる可能性もあります。

また、海外から見て、日本はアメリカの味方であることは明確になったので、テロなんかの危険は高まってはいますが、仮に、西の方の国とかがガンガン攻めてくることと比較すると、全然いいと思います。

会談後、3時間では為替マーケット、ドル円は、一瞬円高に振れかけましたが、すぐに戻りました。日本の為替政策に米国が特段何も言わなかったこと、引き続き特に米国の今後の景気拡大期待があること等が原因と思われます。

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posted by newser at 04:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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