2017年08月29日

北朝鮮から「飛翔体」でなく、「ミサイル」が撃たれたことについて解説する

今回、北朝鮮から発射され、北海道襟裳上空を通過した飛翔体について、
政府は政府見解としてはじめて明確に「ミサイル」または「北朝鮮弾道ミサイル」と言ったと思います。
(過去に北朝鮮が人工衛星、日本がミサイルといったものがあると思いますが、双方の見解が一致したのは
今回が初めてかと思います。)
これによる政府対応の変化などを解説します。

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目次
【1 ミサイルと飛翔体の違い】
【2 北朝鮮から「飛翔体」ではなくて、「ミサイル」が撃たれて変わること】
【3 通告の有無からみる国際情勢の変化】
【4 狙われそうな都市について】
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※写真は撃ち落とす側のミサイルpac3


【1 ミサイルと飛翔体の違い】

簡単に言うと、
飛翔体・・・飛んでいるものの意。大きく、ロケットとミサイルがあります。人口衛星のはじめも飛んでいくので飛翔体に含まれますね。

砲弾・・・目標に向けて飛んでいくが、飛行しない。
ロケット弾・・・目標に向けて飛ぶが、誘導装置はない。
ミサイル・・・目標に向けて自分でまたは外部から誘導されながら飛行するもの。弾頭に爆発物とかがついていることが多い。
ロケット・・・宇宙に向けて飛んでいき、そのまま宇宙を飛行します。燃料部分とかが途中で落下します。
人工衛星・・・宇宙に向けて飛んでいき、衛星軌道に乗り、地球などの周りを回ります。

こう書くとそれぞれ全然違うように見えますが、ミサイル〜人工衛星については、いったん上空に上がる過程は同じです。ミサイルとロケットは構造上も良く似ています。
軌道だけをみて、すぐにどれなのかを判別できにくいこともあります。軌道がロケットの軌道でなくても、発射国が実験だと説明すれば、明確にミサイルであるといいづらいこともあります。
ミスで軌道が変わったという説明もできないわけではありません。

よくわかりにくいものについては、海とかに落下した後の物体を調べて、爆発物がついているかどうかなどを調べなければミサイルである、と言い切れない場合もあり、そんなこと事実上ほとんど不可能ですから、飛翔体と呼んでいるという事情もあります。

ただし、今回の場合は、アメリカ向けの挑発だったかどうかは関係なく、日本を飛び越えており、仮に、弾頭に爆発物がついていなくても、途中で落ちたり、飛行中の飛行機に当たったら、日本、日本人に確実に被害が及んだであろうことから、「飛翔体」から、「ミサイル」という表現に日本政府が変えたと思われます。
対応が非常に早かったことから、この線引きは以前からできていたものでしょう。


【2 北朝鮮から「飛翔体」ではなくて、「ミサイル」が撃たれて変わること】

今回、「飛翔体」ではなく、「ミサイル」が飛んできたわけですから、これからの政府の対応は変わるでしょう。
たとえば、今までの「飛翔体」は、落ちるまで見届けていましたが、ミサイルが飛んだ事例が一例できたことから、少なくとも日本まで飛んでくるようなミサイルか飛翔体かわからないものについては、その都度打ち落とすことになるかもしれません(まだ無理かもな)。
少なくとも、Jアラートが発動し、ミサイルが近くに飛んできた地域の人は避難することにはなるでしょう。今でも日本の一部地域では行われている、ミサイルに対する避難訓練なども全国的に増えることが想定されます。
戦争状態に確実に一歩近づいています。
まぁ、防衛大臣変えといて良かっ(ry
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【3 通告の有無からみる国際情勢の変化】

また、今回、通告の有無についても報道がありますが、これについて説明します。
ロケットや人工衛星は、打ち上げる数ヶ月前に国際機関に対して通告することが義務化されています。
ミサイルをうつという通告をすることはなく(撃つ前に非難されますw)、、
軍事演習ではない場合、通告するということは、北朝鮮の認識として、人工衛星かロケットである、と言っているということです。

が、通告自体、結構徹底していなくて、通告が遅い国も多く、特に罰則もありません。
いつどこに発射するか明確でない通告もあります。
打ち上げてから報告することもありますので、北朝鮮として、報告遅れちゃったけど人工衛星の打ち上げ実験だよ、とかごまかす可能性も0ではないです。

ただし、北朝鮮からの飛翔体については、事前に通告している例も結構あること、今までよりも高い頻度で飛翔体&ミサイルを打っていること、今までとは違うルートに打っていることなどから、明らかに挑発だと思われ、もはやごまかすこともしなくなった、ということだと思います。
情勢はゆっくり着実に悪くなっています。


【4 狙われそうな都市について】

歴史を見ると、広島と長崎に原爆が落ち(当初落とす予定だった都市も大都市ではない)、グアムに先制攻撃がなされていることから考えても、大都市とか限りません。
原発の近くも注意です。
ただし、北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙によると、日本は、東京、大阪、名古屋、横浜、京都に人口の3分の1がいるので、いざとなったら攻撃する、的なことを言っているので、ここらへんが若干危ないかなと思います。とはいっても今住んでいるところから、逃げ出せる人はごく少数ですよね。。。

まー、戦争になっても、後悔しないように、外交や防衛の判断がちゃんとできて動けそうな政党を選挙で選んでおきましょう、少しでも安全なところに逃げられるように対処をしておきましょう、とくらいしか言えません。。。

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posted by newser at 10:26| Comment(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月17日

小池都知事は自分のことをAIと言いましたが、AIに失礼!

毎日新聞記者が「豊洲市場の移転問題に関する検討過程の記録が残っておらず、情報公開という知事の方針に逆行するのでは。所見を聞きたい」と質問したところ、
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 希望の党の小池百合子都知事は

「情報というか、文書が不存在であると、それはAIだからです」

「外部の顧問や専門家会議で考え方を聞いてきた。試算は公表されている」

「最後の決めはどうかというと、人工知能です。人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めたということ」

と言ったとのこと。

都知事の仕事は都民に対して説明責任を持つことなので、都知事・政治家失格なのは明らか(そもそも独裁ですな)ですが、

そもそもAI(人工知能)に対して大変失礼なので一言言っておこうと思います。



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すーごく簡単に言えば、AIにデータを投入すると、答えが出てくるわけですが、なぜその答えになったか証明することはできません。それがAIの弱点です。

よって、私は豊洲移転を決定したことを証明しなくてよい、私が決定したらそれでよい、と言いたかったのだと思います。



しかし、最近のAIは賢いので、なぜその答えになったか説明することはできるものもあります。

説明できないAIは、現実社会では使いにくいので、説明できるAIの重要性が認識されてきています。

都知事という仕事は、仕事の結果を出すことだけが仕事ではなく、都民に説明することも大切な仕事なので、もし小池百合子がAIだったとしたら、アルゴリズムを変更・追加するか、膨大なデータ投入をし直してパターンを修正するか、それでもダメなら、そもそもAIを使うべき場面かどうか導入の時点で間違ったかもしれないので、AIの導入を止めるなり、システムや導入方法がダメかもしれないので、他社システムに変えた方がよいと思います。

今のAIはそんなにアホじゃないし、マスコミもこのくらいの解説はつけて報道すべきです。

また、小池都知事の失言だけ叩かないのは止めるべき。安部首相だけ叩くのはおかしい。公平にすべきです。



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posted by newser at 04:05| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月08日

ビットコイン分裂から、貨幣の信用とビットコインの動向を考える

ビットコインが分裂したそうです。

ビットコインとビットコインキャッシュになるとのことです。
そもそも通常、貨幣の価値とは信用に裏打ちされています。
では信用ってなんでしょうか?貨幣として考えた時のビットコインの特徴や今後について一考します。
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【目次】
【1 今までの貨幣の信用】
【2 ビットコインの特性】
【3 今回の分裂について】
【4 貨幣とビットコインの違い】
【5 それでもビットコインが高騰する理由とは】


【1 今までの貨幣の信用】
昔は金(gold)や銀などが取引の際に使われていました。
これらは、みなが、金や銀には価値があるという考え方を共有していたからできたことでした。

その後、金兌換性が出てきました。例えば、1ドルが1gの金と常に交換できる事を保証し、それを信用としてドルの価値を保つというものです。いまでも、信用が低い貨幣の中には、ドルペッグのものがあります。これは、一定比率でのドルとの交換を保証することで、貨幣価値を保とうとするものです。
このように、貨幣は、歴史的に、信用の担保に力を入れてきました。

ビットコインは、技術的には、ブロックチェーンなど、取引の信用性を担保する仕組みができていると言われていますが、それが破たんしたときに責任を負う人はいません。
まぁ、責任といっても、責任をとるってどういうことだって感じですけどね。

円の価値がなくなり、暴落すれば、日本の総理大臣が首になったり、企業活動が打撃を受けたり、
逆に、日本が崩壊すれば円の価値は無きに等しいものになると思います。
電子マネーは、発行主体の企業や自治体の存亡と、貨幣の永続性がリンクしており、どちらかが崩壊すればもう片方も無価値になるでしょうし、仮に、若干、片方が揺らいでも、もう片方がその揺らぎを修正しにいくでしょう。
このように、現在、通常の貨幣は、金など現物を担保にしないかわりに、実体経済を担保にしています。


【2 ビットコインの特性】
さて、ビットコインですが、そもそも誰が作りだしたのか、謎とされています。
よって、貨幣価値については、採掘量を一定とすることで保っているものの、
今回の分裂については、誰が責任を取るのかよくわかりません。
それは仕方がない、と処理するのでしょうか。

ビットコインは、決済手段としての優位性と投資の二つの特徴を持っていると思います。

どんどん色々なところで使えるようになり、決済手段としての有効性が上がりました。
また、円の貨幣と長期的に比べて値上がりしています。ビットコインの発行のペースをおさえているのに対して、投資家は増えているから、需要と供給の関係で増えている、ともいえるでしょう。

それはまるで株のようでもあります。しかし、株も企業の信用とリンクしています。
その意味でビットコインとは違います。

ビットコインはITの技術だけで、貨幣となりうるか?という実験的な意味が大きい貨幣だと思っています。
端的に言えば、ブロックチェーンは不正できない仕組みに過ぎず、マインの制限は発行量の抑制に過ぎません。

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【3 今回の分裂について】
今回の分裂で、ビットコインとビットコインキャッシュが誕生します。

今回の話は、ビットコインの取引量の増大により、技術的な限界を迎えたビットコインの運用に反発した中国の一部事業者が、現在のビットコインと同等枚数のビットコインキャッシュを発行、現在のビットコイン保有者が、同じ枚数のビットコインキャッシュをもらえるという仕組みになっています。
ビットコイン保有者にビットコインキャッシュが付与される形の誕生なので、理論的には、今までのビットコインと、これからのビットコインとビットコインキャッシュの和の価値が同じになるはずです。
(分裂前のビットコイン=分裂後のビットコイン+ビットコインキャッシュ)

しかし、ビットコインキャッシュについては、そもそも二番煎じであり、信頼されるかどうかが疑わしいと思いますし、そう言われています。こいつらまた分裂するのではないか、とか、こちらのブロックチェーンは大丈夫か?とかいろいろ懸念があります。まぁ、また分裂するかもしれないのは、ビットコインも同じです。
アルトコインは責任主体がいないので、勝手に分割するなんてリスクもあるという悪しき前例が起こってしまいました。

これにより、ビットコインの信用は確実に低下していますが、今のところビットコインの価値はあまり変わっていません。
これは、このニュースが大々的に報道されたことにより、潜在的な需要が刺激され、需要が増加した結果、需要と供給のバランスが良くなったことによるものではないかと考えています。
結局、近年の商品の価値は、需給によるところが大きいわけです。
(円やドルなどの貨幣は絶対量が大きすぎて比較的乱高下しにくいですが、それでも時々乱高下します。)
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【4 貨幣とビットコインの違い】
円は日本が一つである限り分割せず、ドルはアメリカが一つである限り分割しないでしょう(ドルに連動することをやめたり、ドルでない独自の通貨を導入し始める国は当然あるでしょうが)。
しかし、ユーロは、EUが崩壊してしまっても、無価値にはならないでしょうが、フランとかにまた分かれる可能性もあります。イギリスは、自分たちの経済の主導権をEUに渡したくなかったので、そもそもユーロを導入せず、ポンドを残しました。これは、貨幣と経済が密接に結び付いていることを知っており、なんかあれば抜けようと思っていたということでもあります。

このように、貨幣、または株などの投資商品は、経済に密接に絡んでいるのが普通であり、その価値の低減などについては誰かが責任をとるわけです。それが貨幣などの価値の裏付けになっています。

ビットコインの価値は、ブロックチェーンなどの技術的な部分と、みんなが使っているという安心感みたいなものが信用となっているのに過ぎず、なにか裏付けがあるわけではありません。今回、中で対立が起き、考え方が変わり、一部が独立してしまう、ということを許したわけですが、それは、まるで企業が分裂するようなものです。

つまり、ビットコインは「コイン」といっていますが、れっきとした投資商品であり、かつ、裏付けがない「投機商品」であると思います。


【5 それでもビットコインが高騰する理由とは】
ビットコイン、ビットコインキャッシュに限らず、アルトコイン(仮想通貨)はドンドン出てきています。
これらは決済性と投機性を併せ持つという意味で、新たな投機商品であるともいます。
すぐに手放せるので、証券会社で買い、なかなか手放せないリスクの高い投信とかよりは良いかもしれません。流動性が高く、その高い流動性と手軽な投機性に価値が見出されているわけです。
その意味で、投機商品として優秀だといえると思います。

採掘する量(新しく市場に出てくる量)が一定であるという意味では、実は現実の貨幣よりも新規発行量は少なく保たれています。(ドルや円など、現実の貨幣は時折大量発行したりしています)。
そのことや需要と供給を考えれば、これからも価値が上がる可能性が十分あります。

しかしながら、仕組みが破たんするなどのリスクはいつまでも消えず、責任主体もなく、一気に泡と消えてもおかしくないものです。
しかし、それを踏まえたうえで、投機するのはアリだと考えています(ある程度にとどめたほうが良いとは思いますが、大儲けする可能性もあると思うからです。)。

しかし、このような投機商品でも、二番煎じを狙ってビットコインキャッシュが誕生したりするような状況の背景としては、投資したいけれども投資するものがない、という投機家の考えが見え隠れしています。

日本を除く、世界経済は最近わりとバブル気味です。よって、信用力が怪しいものでもどんどん資金を投入するということなのではないでしょうか。

中国なんかは、不動産を買っても、一生自分の土地になるわけでもなかったりするので、ブロックチェーンなどの技術的な仕組みの方が共産党よりも信用できる、とか思って買いあさる人が多いのかもしれませんね。



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posted by newser at 01:19| Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする